キレーション療法とは?効果や注意点について解説

近年、健康維持や体内のデトックスを目的に注目されている「キレーション療法」。重金属の蓄積が原因とされる体調不良への対策として、また、美容目的に受けられる方も少なくありません。

今回は、キレーション療法の概要や効果、注意点について解説しますので、ぜひご覧ください。

目次

キレーション療法とは?

キレーション療法とは、体内に蓄積された水銀・鉛・アルミニウムなどの有害ミネラル(有害重金属)を排出するために行われる治療法です。キレーションという言葉は、ギリシャ語の「カニのはさみでつかみ取る」というものであり、重金属を「つかみ取る」ようにして体外へ排出する仕組みを意味します。

キレーション療法の対象となる重金属について

日常生活の中で私たちは知らず知らずのうちに、さまざまな重金属にさらされています。これらの重金属は体内に蓄積されると、慢性的な体調不良や病気の引き金となる可能性があります。

鉛(なまり):鉛は、脳や神経、腎臓や肝臓など様々な部分に悪影響を及ぼし、記憶力や集中力の低下、頭痛や感覚の消失などを引き起こすとされています。

水銀:水産物には水銀が含まれていることがあり、腎臓や神経などにダメージを与えることがあります。

カドミウム:カドミウムは喫煙や大気汚染などが原因で体内に蓄積され、腎臓や肺、肝臓に障害が生じる原因になります。

ヒ素:汚染された水などに含まれるヒ素は、慢性中毒の原因となることがあります。

キレーション療法の効果

続いて、キレーション療法の効果について見ていきましょう。

キレーション療法の効果1.重金属の排出

キレーション療法の最大の目的は、体内に蓄積した重金属を安全に排出することです。重金属は自然に排出されにくく、長期間体内に留まることで健康を害するリスクがあります。定期的なキレーション療法によって体内の重金属濃度を減少させることが期待されます。

キレーション療法の効果2.血流改善

血管に蓄積したカルシウムや重金属を取り除くことで、血流改善や動脈硬化の予防にも役立つとされています。血管が柔軟になることで、心筋梗塞や脳卒中のリスクを軽減する効果も期待されています。

キレーション療法の効果3.免疫力向上

重金属が体内に蓄積すると、免疫機能が低下することが知られています。キレーション療法によって有害物質を排出し、免疫機能が正常化されることで体調が改善するケースも報告されています。

キレーション療法の効果4.慢性疲労の改善

重金属が原因で慢性的な疲労感や倦怠感が引き起こされることがあります。キレーション療法によって体内の毒素が取り除かれることで、疲労回復やエネルギーの向上が期待されます。

キレーション療法の効果5.アンチエイジング

キレーション療法は、抗酸化作用・デトックス効果により、アンチエイジングや美肌にも効果的です。

キレーション療法の注意点

キレーション療法は、適切な手順と専門医の管理下で行われれば安全性の高い治療法とされています。しかし、いくつかの注意点も存在するため、理解した上で治療を受けることが重要です。

キレーション療法の注意点1.リスク・副作用について

キレーション療法では、全身倦怠感や吐き気、低血糖などの副作用が起こる場合があります。

キレーション療法の注意点2.定期的な治療が必要

一度の治療ですべての重金属が排出されるわけではありません。症状や体内の重金属濃度に応じて、複数回の治療を継続することが推奨されます。

まとめ:キレーション療法とは?効果や注意点を紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、

  • キレーション療法は、体内の重金属を排出するための治療法
  • キレーション療法は、鉛、水銀、カドミウムなど、有害重金属の排出が期待できる
  • キレーション療法は、血流改善や免疫力向上、アンチエイジングといった効果がある
  • キレーション療法は、定期的な治療が必要

以上の点が重要なポイントでした。キレーション療法は、体内のデトックスを通じて健康維持・美容をサポートする有用な治療法です。キレーション療法に関心のある方は専門医に相談し、適切な治療計画を立てることをおすすめします。

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この記事を書いた人

1963年新潟県生まれ。
1990年に北里大学医学部を卒業後、北里大学医学部形成外科に入局。
数々の形成外科にて研修後、日本形成外科学会認定専門医と医学博士号を取得。
その後、韓国の複数の美容医療機関に留学し、美容医療を研修。
北里大学医学部形成外科・美容外科学教室の講師や北里研究病院 形成・美容外科の部長を務めた経験あり。                              現在は小田原マタニティクリニックの美容形成外科にて週1回診療を行っている。

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